「余熱の恵み」みずみずしく 那珂川の観光農園 ドラゴンフルーツ収穫

下野新聞
2018年10月10日

 外壁材を硬化させるボイラー熱を流用して栽培したドラゴンフルーツが、那珂川町松野で収穫期を迎えている。

 ドラゴンフルーツは中南米原産のサンカクサボテンの実で、皮の突起が竜のうろこを思わせることが名前の由来。さっぱりとした甘みとみずみずしさが特徴。

 同町谷田の観光農園「星の見える丘農園」の星一明(ほしかずあき)代表(53)が今年から栽培に取り組んでいる。約150平方メートルのハウスは外壁材メーカーに隣接し、熱風の供給を受ける仕組み。

 9日は、星さんが12センチほどの赤い実の柔らかさを手で確かめながら、次々と採取した。観光農園で予約直売するほか、交流型直売施設「あかねてらす」でも販売する。