舞い散る炎に歓声 下妻でタバンカ祭

茨城新聞
2018年9月13日

白装束姿の若者が燃え盛るたいまつを持って境内を駆け回る奇祭「タバンカ祭」が12日夜、下妻市大宝の大宝八幡宮(山内雄佑宮司)で執り行われた。

この祭りは、約650年前に、敷地内で起きた火災を畳と鍋ぶたで消し止めた逸話が元になっている。タバンカの名称は、畳や鍋ぶたをたたきつける際の「バタン、バタン」という音が由来になっているという。

祭りは午後7時から始まった。拝殿で神事が行われた後、白装束姿の若者7人が境内に姿を見せた。若者たちは境内に集まった人たちを追い掛けながら、たいまつを振り回し、炎を舞い散らせた。たいまつから出た火の粉は火災よけになるとされ、境内には大勢の見物客らの歓声が響いた。祭りは14日も行われる。

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