旧本間酒造(前橋)で野菜販売 国の登録有形文化財 「空き家」を交流拠点に

上毛新聞
2018年6月23日

2015年に国の登録有形文化財となったものの、空き家状態だった旧本間酒造店舗兼主屋=前橋市総社町総社=が24日、地場産野菜などを販売する交流拠点として再スタートすることになった。地域の住民が毎週土、日曜に「HONMAYA(ホンマヤ)」として開店する。将来は同じ文化財の酒蔵でイベントを開くなど、にぎわいを生む場所にしたい考えで、「歴史ある建物を海外の人にも知ってもらえるよう活用したい」と夢を膨らませる。

旧本間酒造の店舗兼主屋は1923年に建てられた木造2階建て。旧街道(佐渡奉行街道)に面し、総社宿の街並みを歴史的景観にしている。建物は3年前に市に寄付されたが、「空き家ではもったいない」との声が多く、自治会メンバーが活用法を話し合ってきた。
利用に手を挙げたのが、近くに住む会社員の小畑尚子さん(48)だ。「酒蔵としての営みと歴史が目に浮かんだ」と初めて建物に入ったときを振り返る。
子どもからお年寄りまで、集まってくつろげる場を作ろうと、地域の農家に声を掛け、新鮮な地場産野菜を販売することにした。地元菓子店なども協力し、焼き菓子や小物も売る。
今後は、店舗兼主屋と同時に文化財登録された酒蔵でもコンサートやイベントを開催するのが目標。活動をローマ字読みにしたのは、海外の人にも関心を持ってもらうためという。
小畑さんは「気軽にのぞいて立ち寄ってほしい。お手伝いしてくれる人も集まって」と呼び掛けている。HONMAYAは24日のオープン以降は、毎週土、日曜の午前10時~午後4時に開店する。

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