TX新車両20年導入

茨城新聞
2018年6月8日

首都圏新都市鉄道は7日、つくばエクスプレスの新型車両「TX-3000系」を2020年3月に導入すると発表した。先頭車両は従来のTX-2000系に比べて前面の傾斜を強くしてシャープな形にした。ヘッドライトに発光ダイオード(LED)を採用して視認性を向上させ、電力消費を3~7割減らす。車両は6両編成で計30両導入し、東京五輪が開かれる20年から営業運転を始める予定。

制御装置を最新型にすることで走行時の消費電力を13%ほど削減。外観は現行車両の青と赤色を引き続き使い、斜めの線を入れてシャープなイメージにした。

室内も改善し、全車両に車椅子やベビーカー向けのフリースペースを設け、車両内に防犯カメラを設置する。各ドアの上に大画面液晶型の案内表示を取り入れ、中国語と韓国語の情報も表示する。窓ガラスに紫外線を防ぐグリーンガラスを採用する。荷物の棚には透明の強化ガラスを使い、見通しを良くした。

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