《茨ぱん》どぶろく酵母パン おざわ菓子店(潮来市)

茨城新聞
2018年4月15日

優に長さ30センチはある。バゲットを少し幅広くしたようだが、見た目と違い、食感はふわふわ。かみしめるとほんのり甘い。「フランスパンと食パンの間にしようと考えた。少し糖分を入れて食べやすい配合にしている」とおざわ菓子店の小澤禧雄さん。約10年前、「添加物が入っていない安心安全なパンが欲しい」と客に頼まれ、出来上がったのが「どぶろく酵母パン」。どぶろく酵母は自家製で、北海道産小麦粉、バター、塩、砂糖と厳選した材料で焼き上げる。

以前は地元酒造会社のどぶろくの酵母を使っていたが、夏場に品質が安定しなくなったため、酵母について勉強。「興味があることはとことん突き詰める性分」が、自家製のどぶろく酵母を使ったパン作りにつながった。「イースト菌なら1~3時間だが、どぶろくの酵母は16時間とゆっくり発酵する。その分、生地の熟成具合や風味、食感が全然違う」と手間を惜しまない。「仕事に手がかかるのは当たり前。おいしい物を作ってお客さまに喜んでもらえるのが一番」

江戸時代末期の創業。カステラやサブレーなど和洋菓子の店としても親しまれている。パンはどぶろく酵母パンだけで、月・木・土の週3回製造。道の駅いたこでも販売する。

潮来市潮来90の8
定休は火曜
営業時間は午前8時~午後5時
(電)0299(62)3134

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