《旬もの》大地下妻農場(下妻市) 甘さ乗った完熟イチゴ

茨城新聞
2018年1月21日

冬から春にかけて栽培が盛んなイチゴ。県内各地で直売やイチゴ狩りができる農園がオープンしている。ビニールハウスの中で真っ赤に完熟した果実を頬張れば甘酸っぱい味わいが楽しめる。

常総と下妻両市の農場でトマトやイチゴなどを栽培する農業法人「大地」。田園風景が広がる中にある下妻農場の「観光いちご園」は、40棟を超えるビニールハウスでイチゴが栽培されている。冬の晴れた日、筑波山がよく見えた。昨年12月から直売が、1月2日からイチゴ狩りが始まった。5月下旬まで楽しめる。

社長の吉原将成さんは「市場出荷ではなく直売だから、甘さが乗った完熟で新鮮なイチゴを食べてもらえる。先端が甘いのでへた側から食べて」と話す。

同社ではトマトがシーズンオフとなる冬場の主要農産物としてイチゴの栽培に力を入れるようになった。9年前、下妻農場で本格的に栽培を始めた。県内だけでなく関東一円からイチゴ狩りに訪れるという。贈答用としても人気。

主力品種は「とちおとめ」。「酸味と甘みのバランスが良く、お客さまからも味が良いと評価されていることから選んだ」と吉原さん。「味が命」と研究を重ね、水分や養分など栽培上の管理を工夫する。「期間中休みなく実らせることが難しい」。花が咲いてから実が熟すまでの端境期をなくすように努める。

二重カーテンや加温などの寒さ対策を施したハウスで高設栽培を行う。かがまずにイチゴ狩りが楽しめる。地上から約1メートルの高さは作業が楽という。通路の幅を広くとり、車いすやベビーカーで入れるように配慮されている。

今シーズンは「地元の老舗和菓子店さんとコラボ」。土日限定で、和菓子店の大福に、自ら摘み取ったイチゴでイチゴ大福を作る企画を始めた。

農場に農産物の加工施設が併設され、加工品作りを行う。乾燥庫で完熟を低温でじっくり乾燥させたドライイチゴは赤い色が鮮やか。「かめばかむほど風味が出て、濃厚な味わい。ワインのお供にどうぞ」。ジェラートも作る。

イベントにも出店。トマトやイチゴを思わせる赤い移動販売車で、イチゴをたっぷり使ったシェイクや削りイチゴなどを販売する。 

■メモ
大地下妻農場
▽住所は下妻市長萱90
▽営業時間は午前10時~午後5時(イチゴ狩り受け付けは同4時)。イチゴ狩りは先着順に案内、なくなり次第終了。15人以上の団体は要予約。(電)0296(43)9215

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