誘客へ「水戸学の道」 市、三の丸に周遊コース

茨城新聞
2018年1月15日

JR水戸駅北口への観光誘客を促そうと、水戸市は三の丸地区の周辺道路に「水戸学の道」の愛称を付け、周遊コースを設定する。同地区では水戸城大手門復元や弘道館東側にイベント広場を設けるなど、歴史的景観を生かした事業が進んでいることから、年度内には案内板設置を進め観光振興につなげていく。

水戸学の道の設定は、市の明治維新150年記念事業の一環。水戸駅北口のペデストリアンデッキから、市立三の丸小や県三の丸庁舎、弘道館、県立水戸三高などを結ぶ周辺道路を巡る計2・8キロのコースとして設定する。

同市三の丸地区は「近世日本の教育遺産群」として日本遺産に登録された弘道館のほか、小中高校などが集積する文教地区。さらに、旧水戸城の白壁が整備されているほか、茨城国体開催を控えた2019年9月には水戸城大手門が復元されるなど、歴史的景観を生かした環境整備も進められている。

駅に近い立地を生かし観光客の誘客を促すため、市は弘道館東側の国有地を取得、19年度中に駐車場やイベント広場も開設する計画。ここに周遊コースを設けることで、観光客の回遊性を向上させる考えだ。

同地区には「三の丸歴史ロード」や「水戸城跡通り」が設けられているが、地元町内会でつくる三の丸自治コミュニティが「親しみある愛称を」と、昨年10月に「水戸学の道」へ変更するよう市に要望。約4100人分の署名を集め、高橋靖市長に提出していた。

市観光課は「見るだけでなく学問の府としての理念を学んでもらえるコースにしたい。マップを作るなどし周知ができれば」としている。

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