鬼怒川ライン下り今季営業終了 船頭ら“店じまい”作業

下野新聞
2017年11月28日

 日光市の鬼怒川温泉の観光名物「鬼怒川ライン下り」が今シーズンの営業を終え、船頭たちが27日、船の清掃や用具の片付けなどを行った。

 運営する鬼怒高原開発によると、今年の営業期間は4月8日~11月26日で211日稼働した。乗船人数は前年比約17%増の10万6千人超だった。

 増加については、夏の天候が良くなかったが、水量が安定し、稼働日が前年よりも16日多かったためなどとしている。

 この日は、船頭4人が全長約12メートルの木造の船に乗り込み、船内の落ち葉を掃いたり、デッキブラシを使って床の汚れを落としたりした。船頭の菊池健一(きくちけんいち)さん(45)は「事故なく、無事に営業を終えることができよかった。来年も無事故で運航したい」と船に感謝しながら掃除をしていた。

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