《食いこ》ナチュカフェ(つくば市) 気軽に季節感じる料理を

茨城新聞
2017年10月8日

つくば市の「ナチュカフェ」を開く永野有吾さん(37)は20代のころ、パリのレストランで2年修業した後、フランス・ノルマンディー地方の農家レストランで約1年を過ごした。農家レストランは平日に豚を放牧で飼い、土日にレストランを開く。育てた豚肉で作ったソーセージが「めちゃくちゃおいしかった」と感動。その経験が今につながっている。「同じことができたら」と帰国後、同市のブルーベリー園で店を始めたのが縁で、2008年、今の場所にナチュカフェを開いた。

豚肉は県産、鶏肉は国産、野菜類は農産物直売所や店舗隣の畑からと旬の食材を使い、日々料理や菓子を作る。「季節感を大事にしている」と永野さん。昼の日替わりプレートランチは魚料理や肉料理などの数種類から主菜を選ぶ。魚料理が人気という。副菜4品とサラダとご飯か北海道産小麦の自家製パンがつく。

自家製ソーセージや豚肉と野菜の煮込み料理「ポテ」などフランス仕込みの料理が登場することも。ソーセージの材料はフランスと同じように塩漬けした肉と塩とこしょうだけ。「シンプルなものほど難しい」と作業時は気が抜けない。同市で毎月開かれる朝市「つくいち」に出店するときは何百本も仕込むという。

季節の食材を使ったケーキやクッキーなどの菓子類は主に妻の理恵子さんが担当。秋は開店時、畑に植えた栗を使ったマロンケーキや渋皮煮のタルトなど。「よくばりデザートセット」はケーキなどの盛り合わせに飲み物がつく。

金曜と土曜は夜も店を開ける。スープと小鉢がつく定食風メニューは「ランチよりボリュームがある」。

店内はしっくいの白い壁に木のいすやテーブルと飾らないぬくもりにあふれる。自ら壁塗りや床の板張りなど改装に手を掛けた。テーブルなども手作りという。「料理も菓子作りもお客さまに喜んでもらえるよう全力投球しているが、過ごし方はそれぞれ。気軽に来てほしい」

永野さんの夢は豚を飼い、育てた豚でソーセージを作ること。フランスの農家レストランのような姿を思い描く。

■お出かけ情報
ナチュカフェ
▼住所はつくば市吉瀬533の1
▼営業時間は昼が午前11時~午後3時半(ラストオーダー同2時半)、夜(金曜と土曜営業、不定休)が午後5時半~同9時(ラストオーダー同8時)
▼定休は火曜と水曜
▼(電)029(857)1068

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