コウノトリ 優雅な舞い 小山・渡良瀬遊水地に飛来

下野新聞
2017年8月9日

 【小山】国の特別天然記念物に指定されているコウノトリが8日、下生井の渡良瀬遊水地第2調節池の環境学習フィールド3に飛来した。市によると、同遊水地でコウノトリの降り立つ姿が確認されたのは昨年10月以来2度目だという。

 市渡良瀬遊水地ラムサール推進課によると、飛来したコウノトリは昨年3月に千葉県野田市で生まれ、6月に放鳥された「ひかる」。この日は午前8時半すぎから同遊水地で餌をついばむなどしていて、午後1時15分ごろに上空を旋回し飛び去ったという。ひかるは今年5月に栃木市内の水田でも確認されている。

 ひかるを目撃し市に連絡した野木町丸林、写真愛好家近藤光治(こんどうみつじ)さん(77)は「コウノトリを撮影するのは今年初めて。また来てほしい」と話した。

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