酒蔵見学や試飲人気 潮来の蔵元

茨城新聞
2017年6月16日

「第66回水郷潮来あやめまつり」(25日まで)が開催中の潮来市の老舗蔵元「愛友酒造」(同市辻、兼平理香子社長)で、観光客向けの酒蔵見学、無料試飲が人気だ。県内外からあやめまつりに訪れたツアー客や個人客たちが、歴史ある酒蔵に親しみながら名酒を堪能している。

同酒造は文化元(1804)年創業。観光客向けの酒蔵開放は通年で行われているが、あやめまつり期間中は特に多くの人が訪れる。酒蔵見学では社員が酒造りの作業工程を説明しながら、発酵用や貯蔵用の巨大タンクが立ち並ぶ酒蔵内を案内している。

さまざまな種類の酒を楽しむことができる無料試飲コーナーは大盛況。中でも、たる酒や美山錦を使った純米酒「水郷潮来あやめまつり」は、あやめまつりの期間限定とあって人気が高い。観光客は木製のたるから直接すくって振る舞われるたる酒を笑顔で味わっている。その場で瓶詰めした酒も購入できる。ムラサキイモを原料に「あやめまつり」をイメージした紫色の期間限定「あやめまんじゅう」も販売している。

兼平社長は「いろいろなお酒を無料で試飲できます。お酒を飲める交通手段で来て、多くの方に楽しんでいただきたい」と話す。  

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