渡良瀬遊水地でヨシ焼き 春告げる雄大な炎

茨城新聞
2017年3月19日

茨城、栃木、群馬、埼玉の4県にまたがる渡良瀬遊水地(約1500ヘクタール)で18日、春の風物詩となっている恒例のヨシ焼きが行われた。害虫駆除や植物の成長促進、樹林化の防止などが狙い。周囲の堤防には、大勢の見物人が詰め掛けた。

ヨシ焼きは同日午前8時半ごろ、渡良瀬遊水地利用組合連合会の会員ら約890人が火入れの作業を開始。栃木県小山市下生井の堤防には燃え上がるヨシ原を撮影しようとする大勢のカメラマンが集まった。好天続きのため燃え広がりは早く、炎が大きくなるたびに驚きの声が上がった。同県壬生町の早乙女戦三さん(72)は妻の利子さん(68)と訪れた。戦三さんは野鳥観察でよく遊水地を訪れるといい、ヨシ焼きについて「全国的にも貴重。なかなか雄大。よく燃えている」と話した。

火は同日午後6時15分に鎮火、遊水地のヨシ原約1500ヘクタールの約9割に当たる約1350ヘクタールが焼けた。主催者の渡良瀬遊水地ヨシ焼き連絡会によると、約8500人の見物人が訪れた。 

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