関東どまんなか会議 小山市、新たに加入 古河市など6市町に 公共施設を相互利用
古河市など近隣の4県5市町で構成する「関東どまんなかサミット会議」(会長・針谷力古河市長)が16日、同市横山町1丁目の市地域交流センター「はなももプラザ」で開かれ、新たに栃木県小山市の加入を承認した。また会議後、それぞれ改正した公共施設の利用協定と災害時の応援協定の二つの相互協定を6市町で締結した。
5市町と小山市の住民は来年4月から、それぞれの公共施設を所在地の住民と同じ料金やほぼ同等の条件で利用ができる。また今後はまちづくりの情報交換や人事交流のほか、災害時の避難者受け入れや支援物資の提供、職員派遣などを6市町で行うこととなる。
これまでの加入自治体は古河市のほか、栃木県野木町と栃木市、埼玉県加須市、群馬県板倉町。同日の会議には各市町の首長(加須市は副市長)が出席し、小山市加入に伴う規約と協定を改正。調印式では各首長と小山市の大久保寿夫市長が2協定に調印した。
針谷市長は「6自治体はもともと、渡良瀬遊水地を取り巻いて交流がある地域。(小山市も含めて)互いに情報交換をし、防災協力や文化、地域の活性化が図れるものと期待している」と述べた。
同会議は1988年、かつての古河藩領で現在も生活圏が重なる自治体が連携して、地域全体の活性化を図ろうと、旧古河市と旧総和町(現古河市)、野木町、埼玉県旧北川辺町(加須市)の4市町で「三国サミット」として発足。2015年の板倉町の加入に伴い現在の名称に変更し、翌16年に栃木市が加わった。
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