鹿行に春告げる 鹿島神宮で祭頭祭

茨城新聞
2017年3月10日

鹿行地方に春の訪れを告げる鹿島神宮の祭頭祭(さいとうさい)が9日、鹿嶋市宮中の同神宮境内や門前町で繰り広げられた。囃人(はやしびと)が樫(かし)棒を組み鳴らすと「カシャカシャ」という音色が響き、大勢の見物客が華やかな祭りを楽しんだ。

起源は奈良、平安時代といわれ、五穀豊穣(ほうじょう)と天下太平を祈る。今年の当番地区は、74年ぶりに神栖市の奥野谷郷、21年ぶりに鹿嶋市の清水郷が務めた。それぞれ7歳と5歳の男児が「大総督」として行列を率いて前進。拝殿前で参加者全員が声を合わせ、祭頭囃を奉納すると、樫棒の音がひときわ大きく響き渡った。

参加した奥野谷郷の神栖市立軽野東小4年の衣鳩(いばと)建太君(9)は「棒を当てたり、歌ったりして楽しかった」と満足そう。清水郷の鹿嶋市立波野小2年の大川芽依美(めいび)さん(8)は「自分の力を出せて気持ちよかった」と話した。 

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