ザスパ26日に開幕戦 J1昇格へ態勢整う

上毛新聞
2017年2月25日

Jリーグの2017年シーズンが開幕する。J2ザスパクサツ群馬はスタッフを一新し、選手の約半数にあたる18人を加えた。磐田や鳥栖を指揮した森下仁志監督を迎え、初めてフィジカルコーチを置いたほか、前橋市下増田町に練習拠点が整備された。チーム誕生15年という節目に、いよいよJ1を狙う態勢が整ったといえる。名古屋など強豪ひしめくリーグだが、台風の目となってほしい。

開幕が実に待ち遠しい。新チームが始動してから1カ月半、選手たちは例年にも増して厳しいトレーニングを積んでいる。昨季の主力選手の一人は「もう半年分くらい走った」と充実ぶりを口にする。今月11日に行われたJ1大宮とのプレシーズンマッチでも0―1で敗れはしたが、内容では引けを取らなかった。

今季は3―4―3のシステムを採用する。前線に人数が多いことから攻撃に厚みが出る一方、最終ラインが3人のためサイドにスペースが生じる。そこで中盤の両サイドに豊富な運動量を誇るFW高橋駿太とDF阿部巧を置き、守備時は2人が最終ラインまで下がって5バックを形成。ザスパの顔であるMF松下裕樹とMF山岸祐也がボランチとして攻守を組み立てる。

チームからは、いい意味で学校の部活動のような連帯感を感じ取ることができる。練習の開始前後には必ず全員でジョギングし、練習中も互いに指摘し、励まし合っている。それは規律を重んじる森下監督の影響だろう。主将を決めないのは「他人のせいにするな」という意図があり、全員が主将という意識を持たせるためかもしれない。

森下監督が第一に求めるのは走力だ。数々のチームをJ1に昇格させたブラジル出身のエルシオ氏をフィジカルコーチに招いたことからも明らかで、体力自慢の選手たちが厳しい練習に思わず音を上げた。監督自身も始動日から選手を名字でなく名前で呼び、「出し切れ」と鼓舞している。

練習中に気付いたことは、その都度止めて細かい指示を伝える。森下監督によれば、選手たちは適切なプレーをできないわけではなく、知らないだけだという。まず指揮官が選手の可能性を信じて愛情を注ぐことで、選手も期待に応えようとする。いい相乗効果が生まれているように思う。

サッカーに集中できているのは、懸案だった選手寮の移転と練習拠点の確保が実現したことが大きい。練習後はすぐにシャワーを浴びて食事を取り、午後や翌日の練習に備える。当たり前の環境と思わず、多くの関係者の支援があったことを忘れてほしくない。

ザスパは26日のアウェー長崎戦を皮切りに、11月末まで全42試合を戦う。今季のチームスローガンは「前に向かって全力」。チーム、フロント、サポーターが一致団結するためにも、まずはひた向きにボールを追う姿を見せてほしい。

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