元素記号のお守り作製「理系学生に御利益を」 真岡の大前神社

下野新聞
2016年12月30日

 【真岡】二宮尊徳(にのみやそんとく)にゆかりのある東郷の大前神社はこのほど、新元素「ニホニウム」を発見し学問の歴史に新たな1ページを刻んだ理化学研究所の偉業にちなみ、元素記号などをあしらったお守り「學守(まなびまもり)」を新たに作った。お守りを考案した同神社敷地内にある大前恵比寿神社の久松広樹(ひさまつひろき)宮司(45)は「学問で世界を目指す人の力になれば」と話している。

 久松さんは、大前神社境内にある末社・二宮神社に祭られた尊徳と同研究所による昨年末の世紀の発見にあやかろうと、今年1月からお守りの構想を練ってきた。「世界の人にも興味を持ってもらえるお守りにしよう」と知人を通じ、モンゴルから宇都宮大に留学している工学部2年シレンデブ・オユンエルデネさん(21)に協力を打診。2月から共同でデザイン案などを考えてきた。

 お守りは紺色を基調にニホニウムを表す「Nh」のほか、数十種類の元素記号が淡金箔(たんきんぱく)、赤、緑など計6色の絹糸で織り込まれている。「世界の誰が見ても意味が分かるように元素記号のデザインにした」とシレンデブさん。
 26日には同神社でお守りに魂を込める神事「御霊(みたま)入れ」が行われ、販売への準備を整えた。

 久松さんは「特に理系の学生に御利益があるといい」と願い、シレンデブさんは「お守り作りに協力できてうれしい。モンゴルでは留学先として日本が人気なので、母国の日本留学を目指す後輩にも渡してあげたい」と笑顔で話した。

 お守りは同神社で限定300個を販売している。価格は1千円。

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