アンコウ、見事に解体 大洗のホテル

茨城新聞
2016年11月10日

大洗町磯浜町の大洗ホテルで毎日夕方、冬の味覚「アンコウ」のつるし切りが実演され、利用客から人気を集めている。

同ホテルの青柳裕総料理長がアンコウの生態を説明しながら、見事な包丁さばきで「七つ道具」と呼ばれるヒレ、皮、エラや肝などを切り分ける姿に、観客は興味津々の様子だった。

アンコウのつるし切りは、11月から来年3月末までのシーズン中は午後5時半から毎日行われる。利用客からの要望で1999年から始まり、今月2日に通算2550回目を数えた。

同期間、ホテルでは割り下(スープ)で作る「あんこう鍋」のほか、生肝をふんだんに使い、水を一切使わずアンコウと野菜の水分だけで仕上げる「どぶ汁」、「供酢」や「から揚げ」などのあんこう料理を食べることができる。

営業部の西山信久部長は「食べる前に部位を見ることができるので、鍋の中で確認することができて楽しいとお客さまから好評です」と話していた。

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