「今後も名曲を」「庶民の応援歌」 船村さん文化勲章受章にファンも喜び

下野新聞
2016年10月29日

 船村徹(ふなむらとおる)さん(84)の文化勲章受章が決まった28日、日光市今市の「日本のこころのうたミュージアム 船村徹記念館」は建物に懸垂幕を掲げ、郷土の一大ニュースを伝えた。「暮らしに根ざした曲を創ってきた方」「郷土の誉れ」。来館したファンや地元の関係者は、わがことのように喜び「お体に気を付け、今後も名曲を届けて」とエールを送った。

 小雨が降る中、午後0時半に記念館3階から「祝文化勲章受章 船村徹先生」との懸垂幕が掲げられると、広場で見守る観光客から拍手が湧き起こった。建物入り口付近には記帳所が設けられ、記念のポストカード(先着2千人分)も無料で配られた。

 「こんな日に来館できてよかった。おめでとうございます」。宇都宮市簗瀬3丁目、主婦吉田敏子(よしだとしこ)さん(70)は目を細め、前橋市、堀田輝美(ほったてるみ)さん(65)も「私たちの暮らしに根ざした作品を創ってこられた方。これからもすてきな名曲を届けてほしい」と願った。

 「先生の曲は庶民の応援歌」と埼玉県坂戸市本町、元会社員松本実(まつもとみのる)さん(73)。塩谷町出身の同県三郷市戸ケ崎、契約職員柿沼金吾(かきぬまきんご)さん(73)は「小学生の時から先生の曲を口ずさんできた。先生は栃木の誉れです」とたたえた。

 記念館の加藤加代子(かとうかよこ)プロデューサー(51)は「いつまでも私たちの心の師であり続けてほしい」。受章を記念し、船村さんの功績を写真などで振り返る新しいパネル展も検討中という。

 船村さんの出身地、塩谷町も祝報に沸いた。船村さんの同級生で「船村徹ふるさと会」の谷畑方夫(やはたまさお)会長(84)=同町船生=は「心の優しい、故郷を思う心の強い人。こんな名誉なことはない」と喜んだ。

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