野鳥観察、魅力探る 鉾田、北浦・涸沼のガイド養成

茨城新聞
2016年10月17日

北浦と涸沼の魅力を伝える案内役「きたうら水辺ガイド」養成講座が16日、鉾田市鉾田の鉾田中央公民館などでスタートした。2018年の世界湖沼会議に向け、初日は市内外の19人が参加。涸沼、北浦の両湖畔を歩き、生息する動植物を観察して魅力を探った。

午前に涸沼、午後に北浦の移動教室を行った。北浦では、同市安塚の市環境学習施設エコハウスで、北浦周辺の自然再生を進める会の川又利彦会長が、周辺で見られるアトリやセッカなどの野鳥を写真で紹介。希少種のカンムリカイツブリを「国内で継続的に繁殖しているのは3カ所目」と説明した。参加者は双眼鏡を手に湖畔を巡り、湖面に浮かぶ水鳥や上空を飛ぶ様子を観察した。

養成講座は世界湖沼会議北浦北部地域推進会議が26日まで5回開催。4回以上の受講者に修了証と水辺ガイド証を贈る。参加者は40~60代。鉾田市と行方市のほか、日立市や土浦市などから申し込みがあった。事務局によると、講座は来年以降も継続し、派遣事業などを行いたいという。

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