潮来で「一番星」 早くも稲刈り

茨城新聞
2016年8月7日

早場米産地として知られる潮来市で6日、極早生米「一番星」の稲刈りが始まった。夏の強い日差しの下、黄金色の稲穂が次々と刈り取られた。

一番星は、県が「あきたこまち」に変わる極早生品種として研究開発し、市内農家でつくる潮来市大規模稲作研究会が2013年から、化学肥料を減らした特別栽培米として生産している。今年は、一番星を使った日本酒も地元蔵元で造られている。

この日は、鬼沢茂さん(64)が所有する同市島須の水田約2・3ヘクタールで稲刈りが行われ、頭を垂らした稲穂が刈り取られていった。

同研究会の宮本勝美会長(58)は「粒が大きく、もっちりとした食感が特徴。今年は昼夜の寒暖差が大きく、おいしい米になったと思う。多くの人に食べてほしい」と話した。

9日に等級検査を行い、お盆前の10日ごろには東京近郊を中心に出荷される予定。

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