菓子職人競技大会 丸山さん(取手)準グランプリ

茨城新聞
2016年7月28日

菓子職人の技術を競う第7回技術競技大会(全国菓子研究団体連合会主催)で、「まるやま千栄堂」(取手市戸頭)の丸山卯(しげる)さん(36)が盆景菓子部門の準グランプリに輝いた。菓子を景色の一部に見立てて仕上げる競技で、技術と感性の高さが求められる。丸山さんは第1回から出品を続けているが、今回が自身最高成績。受賞作品は同店に展示されており、丸山さんは「多くの方に見ていただければ」と話している。

丸山さんが和菓子職人の道へ進んだのは大学卒業後。東京・文京区の「本郷三原堂」で3年間修行を積んだ。現在は父・良三さんが開いた同店で働いている。

「盆景菓子部門」は、お盆の上で風景を表現するもので、商品として販売した際に喜ばれるかどうかの「市場性」や「色彩」、「技術」で評価が決まる。丸山さんの作品「深(み)瀧(ろう)舞(ぶ)楓(ふう)」は、初夏の渓流がテーマ。和菓子の材料を使って、滝をイメージした輪や、舞い落ちるカエデの葉、泳ぐアユなどを見事に表現している。構想も含め、1週間ほどかけて作り上げた。

準グランプリについて、丸山さんは「(輪の部分など)もう少しクオリティーを上げたかった部分はあるが、グランプリは(同門の)先輩だったので悔いはない」と話す。来年、三重県で開かれる4年に1度の全国菓子大博覧会にも工芸菓子を出品する予定で、「秋から(完成まで)半年ほどかかる見込み」という大作の構想を練っている。

盆景菓子は、条件が良ければ半永久的に保存できるという。丸山さんは「日本特有の四季折々の風景を表現でき、目で楽しむことができるのが和菓子の特徴。(作品を見に)ぜひお立ち寄りいただきたい」と話している。

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