食品や和紙 特産32品 常陸大宮 販促狙い市が認証

茨城新聞
2016年12月6日

農林水産物や同加工品などの販売促進を狙いに、常陸大宮市は特産品の認証制度を創設し、認証品の愛称を「常陸大宮さん」として5日、食品やハナモモ、西ノ内和紙など32品目を発表した。認証マークを標示して商品の差別化を図り、経済活性化や市のイメージアップにつなげる。

認証制度は地場産の特産品化やブランド化を目指して設けた。6月下旬から2カ月間、1事業者3点までとして公募。市農産物等地域ブランド認定制度・6次産業化推進協議会(河西和文会長)が10月下旬に審査を行い(1)常陸大宮市らしさ(2)品質・価格の妥当性(3)信頼・安全性(4)市場性-などを勘案して、決定した。

選ばれたのは米やナス、シイタケ、ネギ、イチゴ、ブドウ、アユ、卵、牛肉、納豆、地酒、ユズ商品、うどん、スイーツなど、ほとんどが食品。認証期間は3年間で、申請により更新が可能。認証品の中で20品目は、既にふるさと納税の返礼品に使われている。

認証品紹介の冊子も作製して、事業者や商品の特色、購入店などを明記。市のホームページでも紹介するなど、広く情報発信する。市役所での認証書交付式で三次真一郎市長は「誇れる産品として生産拡大、販売促進につなげ、市の魅力のけん引役として期待する」と話した。 

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