《真田紀行》名胡桃城址 歴史の舞台 再び脚光

上毛新聞
2016年5月8日

ㅤ名胡桃城址(なぐるみじょうし)(みなかみ町下津)の袖郭(そでぐるわ)に行くと、雄大な景色が広がり、頂上が平たんな三峰山(標高1123メートル)が正面に見える=写真。乱世の中、真田昌幸や信之、信繁(幸村)らは何を思いながら見つめたのだろうか。
ㅤ名胡桃城は歴史を動かした城として知られている。1589(天正17)年の豊臣秀吉の裁定で真田領となったこの城を、北条の家臣が取り決めを破って攻略したことが小田原攻めのきっかけとなった。
ㅤ城跡は県指定史跡となり、発掘調査を基に郭を結ぶ橋や土塁が整備された。NHK大河ドラマ「真田丸」の人気で多くの観光客が訪れている。

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