自転車で県北楽しむ 久慈川コース55キロ走行

茨城新聞
2016年3月21日

海、山、川の三拍子がそろった県北地域の豊かな自然と、その魅力を知ってもらおうと県は20日、日立市みなと町のなぎさ公園駐車場を発着点に「海から山へ!春の爽快サイクリング」を開催した。7月にオープンする「道の駅ひたちおおた(黄門の郷)」や今月25日に開店する「道の駅常陸大宮(かわプラザ)」付近などを参加者70人が自転車で通過し、ゴール後には「道の駅日立おさかなセンター」で閉会式を行うなど、道の駅のPRも兼ねて実施された。

この催しは、県北地域をアウトドアスポーツの“聖地”として定着させるため、県が昨年9月から順次実施してきた全6回の体験型イベントで、これまで(1)カヌー(大子町)(2)サーフィン(日立市)(3)トレッキング(北茨城市)(4)釣り(高萩市)(5)トレイルランニング(大子、常陸太田、高萩、日立)を行った。

最終回となるこの日は、自転車愛好家らが同公園駐車場を7人ずつ10グループに分かれて午前8時半に出発。久慈川サイクリングコースを走り、第1エイドステーションの「河合エイド」では、つづく農園が栽培したイチゴを食べながら小休止、その後、第2エイドステーションの「辰ノ口親水公園」内にあるそば処・しんすい庵で常陸秋そばのざるそばを堪能。このほかにも瑞穂農場の瑞穂牛焼き肉、常陸大宮市温泉事業のゆずサイダーなどを味わった。

参加者は全長55・6キロのコースをサイクリングし、午後2時半にゴール。ひたちなか市高野の会社員、内川美香さんは「風が強かったが、ゆっくりとしたペースで走り、景色を楽しんだ。また次回開催する時は、ぜひ参加したい」と話した。

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