冬の誘客に「三大祈願祭」、板室温泉が観光キャンペーン 那須塩原

下野新聞
2016年2月11日

 【那須塩原】板室温泉に古くから伝わる三大祈願所を冬の誘客に結びつけようと、同温泉旅館組合の全13施設で観光キャンペーン「板室温泉三大祈願祭」を展開している。

 各施設内の源泉の湯口に月替わりで各祈願所のお札を供え、温泉利用客に健康や子宝の御利益があるなどとPRしている。4月には期間中に供えたお札を集め、おたき上げを実施する。

 三大祈願所は篭岩(かごいわ)神社と木の俣地蔵、板室温泉神社で、篭岩神社は乳がん治癒や健康、木の俣地蔵は子宝、板室温泉神社は神経痛などの治癒を願う場としても知られている。

 冬場の祈願所は雪が残るなど足を運びにくい面もあり、旅館の温泉湯口にお札を供えることで「お風呂に入りながら同様の御利益が得られる」などと紹介。昨年12月からJR東日本とタイアップするなど首都圏向けに情報発信している。

 2月は篭岩神社のお札を供えている。

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