9体験 パンフと動画 安中市商工会 富岡、軽井沢と観光PR

上毛新聞
2016年2月14日

安中市商工会(武井宏会長)は、富岡市と長野県軽井沢町との3市町広域観光の活性化に向けて、九つの体験型プログラムを紹介するパンフレット「あんとりっぷ」とPR動画を制作した。パンフレットを市内外の宿泊・観光施設で配布するほか、動画は17日に東京都内で開かれる観光イベントなどで上映し、県内外からの誘客に生かす。

パンフレットはA4判フルカラー12ページ。8千部刷り、磯部温泉の旅館や軽井沢観光会館などで配布を始めた。小根山森林公園のバードウオッチング、アプトの道ツアー、自性寺焼の陶芸体験に加え、富岡製糸場周辺のまち歩き、軽井沢のスノーシューなど9カ所の体験プログラムを写真付きで紹介している。
PR動画は体験プログラムに基づくモニターツアーを1月に実施して収録、約7分にまとめた。都内の20~30代女性5人が高崎駅から富岡と安中を経て軽井沢に向かうストーリーで、タルタルカツ丼などの地元料理を食べ、着付けや砂塩風呂の入浴などを体験している。
動画は観光イベントでの上映のほか、モニターツアーの参加女性らが個人のブログやフェイスブックなどで紹介し、国内の大手旅行会社もメールなどで顧客に配信する。商工会ホームページでの公開も検討中という。
同商工会は「参加女性の満足度評価などを参考に、2016年度は季節や時間帯別に数種類のパンフレットを制作したい」としている。
3市町は観光連携協定を結び、観光資源の有効活用などを探っている。