電柱で上野三碑PR 高崎市が協定締結

上毛新聞
2016年2月4日

高崎市は観光情報などのPRにつなげようと、電柱広告事業の連携に関する協定を東電タウンプランニング群馬総支社(同市鞘町)と締結する。第1弾は世界記憶遺産の国内候補「上野(こうずけ)三碑」周辺と、自転車レース「榛名山ヒルクライムin高崎」のコースに設置予定。8日に市役所で締結式を行う。
同支社が手掛ける「地域貢献型広告」として展開する。市は、市道の占用料を減免することで設置を支援する。広告主にとっては、社会貢献活動を通じたイメージアップが期待される。
三碑周辺の電柱広告は、市内三つの古碑(山上(やまのうえ)碑、多胡碑、金井沢碑)への道案内の役割も担う。ロゴマークに加え、「国指定特別史跡」などの文字を焦げ茶色で記す。ヒルクライムのコースには、山間地の景観に配慮した色合いを予定している。
同支社は昨年、前橋市とも同様の協定を結び、自転車レース「まえばし赤城ヒルクライム大会」をPRするための電柱広告を手掛けている。