ケルナーさんの遊具できたよ　「もっと上いこう！」一番乗り園児歓声　群馬・安中市に完成　

群馬県安中市原市の子育て支援拠点「あんなかスマイルパーク」で6日、ドイツ人デザイナー、ハンス・ゲオルク・ケルナーさんが製作した遊具のオープニングセレモニーが開かれ、岩井均市長や近くの保育園の園児ら約70人が完成を祝った。

色とりどりの紙の輪をつなげたテープを参加者全員でちぎってテープカットすると園児は早速、遊具を楽しんだ。遊具は「自ら考えて挑戦する意味を伝えたい」というケルナーさんの思いから、起伏に富んだ設計がされている。園児は「次はもう少し上に行こう」などと声をかけながら〝難所〟を乗り越えていった。保育園長は「自分たちで工夫しながら遊んでいる。体幹能力が伸ばせそう」と目を細めていた。

遊具は市の観光名所の「めがね橋」や妙義山をモチーフに作られた。周囲にはSNSの投稿や記念写真の撮影に使えるフォトフレームも置かれている。岩井市長は「大人になった時に『遊具に育ててもらった』と言ってもらえるような場所にしたい。市内外にも情報発信していきたい」と話していた。