撮影スポット・動画・写真 茨城・笠間高生が制作 ハロウィーン演出

茨城新聞
2022年9月30日

■10月から 水戸で作品公開

10月のハロウィーンを盛り上げようと、茨城県立笠間高(笠間市笠間)がJR水戸駅南口の商業施設「水戸オーパ」(水戸市宮町)と連携し、ハロウィーンにちなんだフォトスポットのデザインや動画、写真を制作した。同校美術科とメディア芸術科の生徒が手がけた作品は、10月1日から1カ月間、同施設で公開される。

若者の感性でハロウィーンを演出するこの企画は、生徒のプレゼン能力向上やクライアントからの要望対応など、スキルの習得を目的とし、今年で5回目。今回は、写真部門が新たに加わり、計85作品が寄せられた。

校内選考を経て、7、8月に同施設担当者らがアイデアや独創性、表現力などを基準に審査。その結果、フォトスポットのデザインに美術科3年の浅野凜さん(17)の作品、動画はメディア芸術科2年の鈴木爽(さやか)さん(17)、東山琴美さん(16)、吉田明日香さん(16)、高安彩葉(いろは)さん(17)の4人共同の作品、写真は同科3年の舘(たて)智美さん(18)の作品が選ばれた。

浅野さんの作品「ラーメン魔縁」は、魔界で人気のラーメン店が人間の世界に出店したという設定が取られ、カボチャの顔をした店主を「頑固おやじ」風に表現。

動画作品「Happy Halloween」は、カボチャやゾンビなどをモチーフにした4人の個性あふれる動画をつなぎ合わせて、1分程度の作品に仕上げた。舘さんの作品「キラキラ」は、グラス越しの電飾を撮影したものなど20点に及んでいる。

浅野さんの作品は同施設5階特設会場に設置され、動画作品は同施設の外壁ビジョンで放映、舘さんの作品は3階エスカレーターに展示される。