《釣り》茨城の鹿島魚釣園でルアー 風に吹かれ堤防釣り ワカシ1匹「次こそは」

茨城新聞
2022年9月3日

涼しくなってくると、風に吹かれる堤防釣りに出かけたくなる。8月下旬の午後、ルアーをやろうとさお2本と玉網を用意して茨城県鹿嶋市の有料釣り場「鹿島魚釣園」へ行ってきた。大人600円小中学生300円。さおやライフジャケットのレンタルもあり、手ぶらでも楽しめる。

ホームページからダウンロードした誓約書と入場料を、釣り場や鹿島港が一望できる2階の受付に出す。ちょっとした仕掛けや餌を並べた売店もある。入場券を首から提げて釣り場へ。

朝から釣っている人も帰り始め駐車場もすいてきたのが午後2時。良いポイントはすくとすぐに誰かが入ってしまう。堤防先端まで歩いていくと、ちょうど帰る人がおり、運よく先端付近に腰を据えた。

そこは南向きで正面から風が吹きつけ、まずは飛距離の出るメタルジグでスタートだ。向かい風なのでさおに対しての上限40グラムで始めると、十分な飛距離であるが魚からの反応がない。波立つ水面に魚影なくナブラも立っていないので、青物に効果があるワインドワームに替える。

さおも短め柔らかめでリールには新しいPEラインを巻いてきたが、ショックリーダーを付けていなかったため強風の中で取り付けた。ワインド用のジグヘッドは7グラム。この強風に向かって投げるのは無謀か、とも思ったがPEラインは0・4号にしたため思ったより飛距離が出た。

キャストし5秒待ってしゃくりながら巻くと、右へ左へ大きくスライドし魚へのアピールが強い。開始5分ほどでヒット。約25センチのワカシが遊んでくれた。

この日唯一の釣果、25センチのワカシ=鹿嶋市新浜

 

 

写真を撮り、すぐにリリース。ヒットした方向に再度キャストするがアタリもなく広範囲を泳ぎ回っている印象。しばらく続けていると、今度はショゴがヒット。しかし残念、足元まできてバラシてしまった。

魚がかかっている時はたくさんのショゴが追いかけてきていたので、今度こそはとキャストを繰り返したが、アタリはあるものの途中でバレてしまい取り込むことができない。

そうこうするうち日も陰り、チャンスタイムと意気込んだが相変わらず風が強く波っ気があり、堤防先端のお仲間も撤収した。そこでメタルジグにて沖に向かって探ってみると待望のヒット。だが、こちらも2回バラシ。結局ワカシ1匹と惨敗だったが、次こそはと思わせる場面も多く、巻き返しを期して釣り場を後にした。(上州屋牛久店・広田和雄)