赤い宝石 鈴なりに 奥日光のイチゴ農場 「なつおとめ」収穫に汗

下野新聞
2022年7月24日

【日光】県が開発した夏秋採りイチゴ「なつおとめ」が奥日光で収穫期を迎えている。

とちおとめより酸味が強く、実の中心部分まで赤く色づくのが特徴。中宮祠の農場「Mt.Berry奥日光」は12アールで栽培している。標高約1400メートルの高地にあり、昼夜の寒暖差でより甘く仕上がるという。

猛暑なども影響し、収穫作業は例年より遅い今月上旬から始めた。

23日は約15キロ分が摘み取られ、同農場の岡崎孝彦(おかざきたかひこ)さん(29)は「収穫は赤く色づくのを待ち、甘さにこだわっています」と出来栄えに自信をのぞかせた。

同農場は市内のホテルや飲食店に卸しているほか、「天空の高原いちご」としてインターネットでも販売。収穫は10月末まで続くという。