茨城・日立のかみね動物園 23日公開 ジャガー仲間入り 小麦(雌) アステカ(雄)

茨城新聞
2022年7月7日

茨城県日立市宮田町の市かみね動物園は30日、新猛獣舎の完成に合わせて新たに仲間入りするジャガーについて、生後7カ月で雌の「小麦」と、同10カ月の雄「アステカ」の2頭が来園すると発表した。新猛獣舎がリニューアルオープンする7月23日から公開する。

かみね動物園に来園する黒変種のジャガー「アステカ」(同園提供)

 

ジャガーは準絶滅危惧種。昨年11月に生まれた「小麦」は静岡市立日本平動物園から、同8月生まれの「アステカ」は神戸市立王子動物園から、それぞれ繁殖を目指した取り組みの一環で来園する。週明けにも迎え入れる。

毛の色は「小麦」が黄と黒の一般的な柄なのに対し、全身が黒い「アステカ」はまれに起きる「黒変種」。生江信孝園長は「両方を見比べることができて面白い」と話す。

新猛獣舎では、これまで飼育していたライオン4頭とトラ1頭を含め、大型ネコ科動物3種を展示する。旧舎に比べて広々とした造りで、さまざまな角度から動物を観察できる。

7月23日の完成記念式典では、新獣舎の名称をお披露目した後、午前11時半から一般公開する。動物の移動や新しい環境に慣らす準備のため、22日までライオンとトラの展示は休止する。