出番待つ福餅 鹿島神宮
茨城新聞
2015年12月28日
鹿嶋市宮中の鹿島神宮武徳殿で27日、初詣客に配るための福餅作りが行われた。「福」の焼き印が押され、間近に迫った“出番”を待つかわいらしい福餅がずらりと並んだ。
福餅を作ったのは、地元有志らによる「鹿島神宮福餅奉納会」のメンバーたち約15人。福餅作りと配布は、同会が「地元の神様に感謝の気持ちを伝えたい」と1988年から毎年続けている。今回も、新嘗祭(にいなめさい)で全国から奉納された餅米を使ってメンバーらが餅をつき、一個一個丁寧に心を込めて焼き印を押した。
出来上がった福餅は、紅白合わせて約2万個。来年1月1日午前0時から、境内で先着順に配られる。
同神宮の塙仲博権禰宜(ごんねぎ)は「餅は縁起物。地元の方たちがこうして毎年作ってくださることは非常にありがたい」と話した。
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