淡墨桜に春一気 天平の丘公園で見頃 下野

下野新聞
2022年3月28日

 桜の名所として知られる下野市国分寺の天平の丘公園で、早咲きの淡墨(うすずみ)桜が見頃を迎えている。

 岐阜県根尾村(現本巣市)にある日本三大桜の一つで国天然記念物の「根尾谷淡墨桜」の苗を1985年に移植。名物木として市内外の人に親しまれている。

 五分咲きとなった25日は家族連れなどが散策や撮影を楽しんでいた。10カ月の長男と訪れた同市薬師寺、パート菅野久美子(かんのくみこ)さん(39)は「先週も来ましたが、ここ数日で一気に咲いたみたい。今年もきれいです」と話していた。

 同公園では例年この時季に「天平の花まつり」を開催しているが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため3年連続で中止。市は「長時間の滞在や宴会は控えてほしい」としている。