会場から拍手、歓声 アンコウつるし切り実演 茨城・大洗のホテル 

茨城新聞
2021年11月14日

茨城県大洗町磯浜町の大洗ホテルで冬の味覚「アンコウ」のつるし切りの実演が始まり、利用客から人気を集めている。

つるし切りは、利用客からの要望で1999年に始まった。11月から来年3月末までのシーズン中は午後5時半から毎日行われる。

同ホテルの加藤卓志調理長がアンコウの生態や部位を説明しながら、「七つ道具」と呼ばれるヒレ、皮、肝、胃袋などを切り分けていくと、見事な包丁さばきに会場からは拍手や歓声が起こった。

同期間中ホテルでは、水を一切使わずアンコウと野菜の水分だけで仕上げる「どぶ汁」や、郷土料理の「供酢」などのほか、今シーズンから夕食のバイキングに、あんこう料理のラインアップを増やした特設コーナーを設置し、薫製や唐揚げ、肝とチーズが入ったフライなどさまざまなあんこう料理を食べることができる。加藤調理長は「アンコウのおいしさは肝で決まる。これから寒さが厳しくなると、さらにおいしくなる」と話していた。

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