特産ゆずが最高の相性  ゆずこしょうおろし冷やしうどん 道の駅もてぎ つけ汁うどん店(茂木)

下野新聞
2021年8月25日

 今年3月に道の駅もてぎにオープンした「つけ汁うどん店」初の季節メニュー。夏向けに開業直後から開発に取り掛かり、6月30日に売り出すと、すぐ人気メニューに定着した。

 「ゆずこしょうおろし冷やしうどん」(720円)は、地元の製麺業者と県産もち麦を使って共同開発した太めの麺を冷水で締め、水菜とネギ、ナメコに県産ブランド豚「さくらポーク」をのせている。大根おろしには同駅オリジナルの「ゆずこしょう」、かけ汁にはゆず果汁を加え、さっぱりした新感覚の冷やしうどんに仕立てた。いなりずし2個が付く「いなりセット」(900円)もある。

 初めは通常のかつおだしの冷たいつけ汁で新メニューを考えたが、試行錯誤して茂木町特産の「ゆず」風味に行き着いた。現在は同店の注文の5割近くを占め、土日は日に50~100食出る人気という。9月末までの提供を予定している。

 同駅の河又正光(かわまたまさみつ)支配人は「ゆずこしょうを入れただけで劇的に味が変わる。ゆず果汁やゆずこしょうの一番いい使い方かもしれない」と、予想以上のヒットに手応えを感じている。

 秋冬向け新メニューの開発にも取り掛かっている。

 【メモ】茂木町茂木1090の1。午前11時~午後2時(平日)、午後3時(土日祝日)。第1・3火曜定休。(問)0285・63・5671。

地図を開く 近くのニュース