三浦春馬さん遺作紹介 笠間と茨城県庁 映画「太陽の子」企画展

茨城新聞
2021年7月31日

昨年7月に亡くなった茨城県土浦市出身の俳優、三浦春馬さんが出演する映画「太陽の子」公開を前に、ロケ地となった筑波海軍航空隊記念館(笠間市旭町)と県庁25階展望ロビーの2カ所で応援企画展が開かれている。劇中に登場する備品や撮影風景などの写真パネルが展示され、来場者を楽しませている。8月17日まで。

映画は日本の原爆開発を背景に、時代に翻弄(ほんろう)された若者の姿を描く物語で、三浦さんの遺作にもなった作品。8月6日から全国公開し、県内では5カ所で上映される。

企画展では、同記念館や久野陶園(同市箱田)など県内で行われた撮影の様子のほか、映画のワンシーンを切り取った写真パネル約70点を展示。劇中に登場する「お守り」や「遠心分離機の部品」のほか、台本なども並んでいる。

また、三浦さんを紹介する特設コーナーでは、これまで県内で撮影された出演作品も紹介している。

8月10日午後0時15分からは、県庁25階展望ロビーで、広島で被爆した茂木貞夫さんの体験を描いた紙芝居上演も行われる。

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