第20回全国こども陶芸展inかさま 23日から茨城県陶芸美術館 個性的力作、一堂に

茨城新聞
2021年7月22日

全国の小中学生が制作した陶芸作品を展示する「第20回全国こども陶芸展inかさま」(茨城新聞社、笠間市、同市教育委員会主催)が23日、笠間市笠間の県陶芸美術館で開幕する。会期は8月31日まで。今年は全国から1335点の個性あふれる力作が寄せられ、全部門から選出する内閣総理大臣賞1点と、A部門(小学1~3年)、B部門(小学4~6年)、C部門(中学生)の各部門で入選となる特別賞、優秀賞、選奨の計154点を選定。同展ではこれらの入選を含む応募全作品が展示される。

総評 年々の変化 面白い 審査員長県陶芸美術館長 金子賢治

今回はコロナなどさまざまな困難なことがありましたが、それでも1335点の作品を出品していただきました。身近な自然、生活、そこでの日常や食べ物、街の様子、好きなもの、夢、さまざまな題材を土の表現に託し、ユニークな作品をたくさん作っていただきました。乗り物、働く自動車などは減りましたが、動物や食べ物、食材などがよく見られるようになりました。年々少しずつ変化していきますが、それがまた面白いと思います。

20回の節目を迎え、今回は出品作全点を展示し、ご覧いただきます。これを契機にますますこの展覧会を愛していただき、ますますたくさんの方にご出品いただきますように。よろしくお願いいたします。

内閣総理大臣賞 笠間市立笠間小4年 田中花奈 「わたしの観察日記」

庭で見つけたイモ虫の観察日記です。図鑑で調べたのと比べてどんなチョウになるか楽しみにしていたら、日記のイモ虫と、図鑑のチョウたちが遊んでいる夢を見たそうです。それが作品になりました。現実と夢が境なく溶け合って素晴らしい作品になりました。

▽主催
茨城新聞社、笠間市、笠間市教育委員会

▽共催
NHK水戸放送局、茨城県陶芸美術館、共同通信社

▽後援
文化庁、茨城県、茨城県教育委員会、茨城県立笠間陶芸大学校、笠間観光協会、茨城工芸会、笠間焼協同組合、笠間焼伝統工芸士会、笠間日動美術館、笠間工芸の丘、茨城放送、茨城新聞文化福祉事業団

▽協賛
常陽銀行、筑波銀行、水戸信用金庫、水戸証券、近畿日本ツーリスト水戸支店、月刊みと、橋本電炉工業、エバタコーポレーション

▽審査員長
金子賢治(茨城県陶芸美術館長)

▽審査員
近重敦子(茨城県教育研究会図画工作・美術教育研究部長)大高理秀(茨城県立笠間陶芸大学校副校長)松井康陽(茨城工芸会長)大津廣司(笠間焼協同組合理事長)羽石修二(笠間焼伝統工芸士会会長)長谷川徳七(笠間日動美術館館長)田中文弥(NHK水戸放送局長)山口伸樹(笠間市長)小沼公道(笠間市教育委員会教育長)沼田安広(茨城新聞社長) [敬称略]

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