子どもギョーザ 売れ行き好調 たれ不要で甘い味 伊勢崎の農家ら開発

上毛新聞
2021年6月8日

 伊勢崎市内の農家らでつくる市「農&食」戦略会議が開発した「いせさき子どもギョーザ『Nana』」の売れ行きが好調だ。市内のスーパー「フレッセイ」7店舗で5月8日から販売を始め、今月3日までに計4350パックが売れた。この間、人気メーカーを抑えて冷凍食品の中で販売総数1位となった店舗もある。甘い味付けの珍しさと、たれが不要という手軽さが人気の要因となっている。

 同商品は1パック12個入り238円。ニンニクやニラを使わず、みそで甘く仕上げた味付けが特徴。たれが不要のため、弁当に使いやすい利点もある。開発にはギョーザ製造販売業の「二幸」、食肉加工の「栗食」といった市内企業が携わり、地場産のコマツナを使っている。

 パッケージにもこだわりがある。一定の製造量を超えると、描かれている女性の絵柄が変わる仕組みだ。最初に生産した3千パックは「昭和編」で、女性がセーラー服を着ている。次の5千パックは「平成編」でブレザーに変わり、その次は「令和編」になる予定。変化を確認する楽しみを狙った。

 フレッセイ田部井店では特設コーナーを設けて積極的にPRしている。3日までの27日間で1日平均33パックが売れ、冷凍食品の中で販売総数1位となった。子育て世代や孫がいるお年寄りが手を伸ばしている。

 同社経営企画部によると、最も売れている安堀店では1日平均で42パックを販売しており、ここでも同じ27日間で最も数が売れた冷凍食品となっている。

 5月末を待たずに3千パック販売を達成した。同会議の高木響正統括アドバイザー(64)は「5月いっぱいは必要だと思っていた」と予想以上の反響を喜ぶ。今夏には姉妹商品として大人向けの商品も販売予定だ。

 高木さんは「定番になってほしい。伊勢崎の子どもたちが『時々食べたい』と言ってくれる商品にしたい」と話している。
(中里圭秀)