【日光社参ウオーク】鍋や雑煮でおもてなし デイリー隊、県都入り
徳川歴代将軍が日光東照宮を参詣した道のりをたどる「日光社参ウオーク」で、7区間を週末に歩く「デイリー隊コース」の5日目が21日行われた。小山宿発の健脚コース(約30キロ)と石橋宿(下野市)発のチャレンジコース(約15キロ)に参加した計269人が晩秋の青空の下、宇都宮宿を目指して汗を流した。
一行は昼、休憩所の宇都宮市雀宮地区市民センターに到着。婦人会や児童ら約20人から、豚汁にかんぴょうが入った地区名物の「ちゅん鍋」でもてなしを受けた。
とちぎ建設技術センターの久保章(くぼあきら)理事長ら約30人は、ごみ拾いや点検をしながら歩いた。宇都宮城址(じょうし)公園では将軍が宿泊した御成御殿(おなりごてん)に思いをはせる参加者も。
ゴール地点となった江野町のオリオンスクエアでは、将軍の献立を再現した雑煮や下野市の水が振る舞われた。三味線、太鼓など「和」をテーマとした演奏や、宇都宮短大付属高の吹奏楽部や書道部によるパフォーマンスも披露された。
健脚コースに挑んだ小山市鉢形、パート今村和子(いまむらかずこ)さん(64)は「宇都宮まで歩くとこんなに遠いなんて。将軍の休憩所や地域の名物など新たな発見がありました」と満足げに振り返った。次回は12月5日、今市宿(日光市)を目的地として行われる。
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