聖地日光へ、いざ社参ウオーク 東京駅前の出立式に500人
日光東照宮400年式年大祭を記念し、江戸時代に徳川(とくがわ)歴代将軍が東照宮を参詣した約150キロのルートをたどるイベント「日光社参ウオーク」が24日、開幕した。JR東京駅前で出立式が行われ、関係者総勢約500人が出席、このうち約400人が聖地日光に向けて出発した。社参ウオークは12月までの期間中、延べ3千人以上の参加が見込まれている。
式年大祭は徳川家康(とくがわいえやす)の400回忌に合わせ、ことし執り行われた。
社参ウオークは県、下野新聞社などの実行委員会(会長・八木沢哲男(やぎさわてつお)日光市観光協会長)が主催。全行程を連続7日間で完歩する「本隊」(84人)と週末ごとに一部区間を歩く「デイリー隊」があり、初日は計約400人が参加した。
JR東京駅丸の内中央口前の「行幸通り」で行われた出立式には、烏帽子(えぼし)・直垂(ひたたれ)を着用した沿道自治体の首長、東照宮の百物揃(ひゃくものぞろえ)千人武者行列で使用されている甲冑(かっちゅう)や宇都宮城址(じょうし)まつり社参行列の装束を身につけた関係者らが出席した。百物揃千人武者行列の甲冑が県外で披露されるのは初めて。
JR有楽町駅前広場では日光社参ウオークの記念イベントとして、沿道自治体の観光PRを目的とした「元気発信フェア」が開かれた。本隊のゴール東照宮到着は30日。デイリー隊最終日の12月6日は、日光市日光総合会館でグランドフィナーレを行う。
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