那須ロープウェイ 運行開始 眼下に残雪の山々一望

下野新聞
2020年3月24日
今季の営業が始まったロープウェイ

 【那須】那須岳(茶臼岳)の7~9合目を結ぶ湯本の「那須ロープウェイ」が19日、今季の営業を開始した。利用した登山客らは、眼下に広がる雪が残った山々を満喫していた。

 同ロープウェイは山麓駅(標高1390メートル)から山頂駅(同1684メートル)までを約4分でつなぐ。今季は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、運行時に室内の窓を開けて換気し、運行後は毎度室内を消毒する。駅内ロビーも1時間ごとに消毒する。

 青空が広がった19日、予定通り午前8時半に運行を開始。利用客は窓に顔を近づけて雪が残る白い山々を眺めたり、写真に収めたりと楽しんでいた。高久丙、無職黒川周平(くろかわしゅうへい)さん(70)は「今季の営業を心待ちにしていた。残雪の山でハイキングを楽しみたい」と笑顔で話した。

 営業は11月30日まで。往復料金は大人1800円、子ども900円。(問)同ロープウェイ0287・76・2449。

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