「鹿島だこ」特別料理で 2月、鹿嶋 16店舗で提供

茨城新聞
2020年1月22日

鹿嶋市の飲食店が市産の食材を特別料理でPRする「食のフェアかしま食べ物語」を2月1日から1カ月間、開催する。3回目となる今回の食材は、旬を迎えている「鹿島だこ」。16店舗が腕によりをかけた料理を提供する。

鹿島だこは鹿島灘沖で取れるマダコ。肉厚で歯応えがあり、かめばかむほどうま味が感じられるのが特徴だ。漁期は11月下旬から2月までで、正月の食材や贈答用として人気が高い。

同市宮中のそば店「SOBA随神(かんながら)」では、ミンチにしたタコ入りのみそと、山芋のとろろをそばと混ぜ合わせて食べる「鹿島だこの青唐辛子味噌(みそ)ピリ辛山かけそば」を考案。みその風味とタコの甘みがほどよく絡む一品に仕上がり、店長の内田嘉昭さん(56)は「汁なしにしたのも特徴の一つ。インパクトがあり、食べた人の記憶に残るはず」と話す。

他店では、たこ飯やカルパッチョの定番から、ドリアや焼きそばなどの料理にタコを使っており、さまざまなメニューが楽しめる。

同フェアは同市ゆかりの食材を広く知ってもらう目的で始まった。過去2回は、キクラゲと銘柄豚「かしまし豚」を使った料理を提供し、好評を博した。フェアを企画する「鹿島旬の食材選定委員会」のメンバーでもある内田さんは「鹿嶋にはいい食材がたくさんあるのに知られていない。観光客などに地元の食材を広めたい」と意気込む。

参加店とメニューの詳細は、同フェアの公式サイトなどで紹介している。問い合わせは同委員会(市商工会内)(電)0299(82)1919

【かしま食べ物語参加店】 イタリア料理ブォーナフォルトゥーナ▽SOBA随神▽コミュニティーストア・ミズノ▽サンロード鹿島▽春夏秋冬 季節料理 四季亭▽げたや蕎麦▽とんかつ専門店 豚一門▽Bistro Nori-Na▽foleclo▽湧水茶屋一休▽レストランやまびこ▽うちだや▽Bar ambicion▽食事処 笹元▽Paradise Beer Factory▽ジョニーズキッチン=順不同

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