商都の繁盛ぶり再現 戸から昭和のはかりや升50点 高崎

上毛新聞
2019年11月6日

 1日の計量記念日に合わせた企画展「商都高崎の秤(はかり)と枡(ます)の繁盛記」が、高崎市歴史民俗資料館で始まった。江戸から昭和にかけて使われたはかりや升など貴重な約50点を紹介。当時高崎が経済の中心地だったことが分かる展示となっている。12月15日まで。

 江戸幕府は全国の商都にはかりや升を製造、販売する「秤座」と「枡座」を置いた。秤座は守随家と神家、枡座は樽屋と福井が東西をそれぞれ担当。守随家の分家が開いた秤座は高崎と名古屋の2カ所のみで、高崎には樽屋の出張所もあった。

 同展は江戸時代のはかりや重り、病院で使われたべっ甲皿付きのてんびんばかり、大小さまざまな升、メートル法と尺貫法の両法で計測できる体重計などが並ぶ。

 午前9時~午後4時。月曜休館(4日は開館、5日休館)。問い合わせは同館(☎027-352-1261)へ。