《茨ぱん》クロワッサン バッケンバルト(守谷市)

茨城新聞
2019年8月18日

折り込んだ生地とバターが幾重にも層をなす「クロワッサン」。「層が出てパリッとしたクロワッサンが主流。それに沿うように、しっかり層が出るイメージで作っている」と店主の小川仁士さん。「アーモンドクロワッサン」や「くるみパン」など常時約20種類を作る。

店名のバッケンバルトはドイツ語で頬ひげ、表記は異なるがバッケンはパンを焼くという意味。ひげをたくわえた小川さんの風貌にぴったり。20歳でパン作りの道に進み、東京のパン店などで修業。約15年前に古里の守谷市でパン作りを始めた。レストランへの卸や喫茶店などでの委託販売を行っていたが、2015年ベーカリー兼カフェを開いた。曽祖父母の家を改装した店舗は基礎や梁(はり)を生かし木の温もりにあふれる。「作っているのは普通のパン。日々失敗しないように心掛けている。失敗したら店には出せない。失敗の基準は自分。そのハードルは下げたくない」と話す。

緑を眺めながらくつろげるカフェは妻の晴海さんが切り盛りする。飲み物を注文すれば購入したパンが食べられる。イギリス食パンに自家製ホワイトソースとハム、チーズを挟んで焼いて目玉焼きがのったクロックマダム、シフォンケーキのセットなどがある。

守谷市高野647の1
定休は土日(土日以外の祝日は営業)
営業時間は午前10時~午後5時
(電)0297(48)5152

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