雨空に映えて ニッコウキスゲ咲く 宇都宮・遺跡の広場

下野新聞
2019年5月15日

 宇都宮市上欠町の「うつのみや遺跡の広場」に自生するニッコウキスゲが見頃を迎えている。

 ニッコウキスゲは、高原の草地などに咲くユリ科の多年草。朝に開花して夕方にはしぼむ一日花で、日によって広場の姿が様変わりする。

 広場を管理する西山文化財愛護会によると、現在花は五分咲きで、今週いっぱいが見頃。例年より早めに見頃が終わるという。同会の山口伊津子(やまぐちいつこ)さん(61)は「草の緑と花の黄色が調和する自生ならではの魅力を楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けている。

 14日は雨空の中、色鮮やかな花々が来場者を出迎えた。

 散策に訪れた同市緑2丁目、主婦谷口公子(たにぐちきみこ)さん(78)は「ニッコウキスゲ独特の色に目を引かれる。とてもかわいいですね」と眺めていた。月曜、祝翌日休園。