阿見、アウトレット 「甘味ぽてと」販売 地元サツマイモ使用 農家や学生協力

茨城新聞
2019年3月26日

あみプレミアム・アウトレット(阿見町よしわら)は、茨城大農学部(同町中央)の学生や地元農家などと協力し、同町産のサツマイモを使用したスイートポテト「甘味(あみ)ぽてと」を開発した。土産品として同アウトレット内の「成田ゆめ牧場あみプレミアム・アウトレット店」で限定販売されている。同アウトレットの担当者は「町のみんなで作った待望のお土産品。アウトレットに来た際にはぜひ味わってほしい」とPRしている。

同商品は、同アウトレットが独自の土産品を作ろうと、観光牧場の「成田ゆめ牧場」(千葉県成田市)と共同で開発した。使用するサツマイモは100%同町産。地元農家から提供された、市場に出回らない規格外品を材料としている。

サツマイモそのものの味を生かした素朴な甘さが特徴。価格は1個200円、5個入り1000円(税込み)。

味やパッケージには、若い人たちの意見を取り入れようと、茨城大農学部の学生の意見を多く採用した。商品開発などを行う同大の学生団体「茨大炭酸部」が協力。試食会やヒアリング調査を繰り返し、商品の改良を進めた。

学生間でも活発に話し合いを行い、パッケージのデザイン案として、同町の場所が赤く塗られている茨城県の地図や商品の説明を載せるといったアイデアを提案。同町限定の土産品ということを最大限にアピールできるという理由で実際に採用された。

同団体の尾崎喬人(たかと)さん(21)は「芋の強い甘みやしっとりとした食感が前面に出ている商品」と味に太鼓判を押している。

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