神津牧場「神津下仁田ねぎ」 チーズアワード部門賞

上毛新聞
2018年11月16日

隔年で開催される国産ナチュラルチーズコンクール「ジャパンチーズアワード2018」(NPO法人チーズプロフェッショナル協会主催)で、神津牧場(下仁田町南野牧、石橋昭彦理事会長)の「神津下仁田ねぎ」が部門賞に輝いた。
今年は19部門に231種類の応募があった。神津下仁田ねぎは、チーズ以外の材料を混ぜてバラエティーに富んだチーズを作る「非加熱圧搾アディティブ部門」で最高賞を獲得した。ネギの香りとチーズのうまみのバランスが評価された。
同牧場は、アワードが始まった2014年から毎回応募。今回は地元特産品の下仁田ネギを使おうと、昨年11月から試作を始めた。
「ネギが細かすぎると分からないし、大きすぎるとチーズにひびが入ってしまう。粉砕のサイズにこだわった」と加工部の中黒哲也さん(41)。試行錯誤を重ね、大小のサイズに砕いた乾燥ネギを使用した。春から秋にかけて放牧した牛が青草を食べたことによる黄色味がかった色も特徴で、下仁田ネギの風味と味が感じられる。
同じ加工部の菊池実さん(40)は「うちならではのチーズで町や下仁田ネギ、神津牧場を広められれば」と意気込む。
神津下仁田ねぎは、牧場内の売店で販売している。100グラム670円。

【写真】「神津下仁田ねぎ」を手に受賞を喜ぶ中黒さん(右)と菊池さん

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