紅葉、はや雪景色に 奥日光 今季初

下野新聞
2018年11月1日

 31日の県内は各地で冷え込み、奥日光の金精道路(国道120号)では雪が降った。環境省日光湯元ビジターセンターによると、本格的な降雪は今季初。午前中は吹雪となり、紅葉狩りの観光客は思わぬ冬の訪れに驚いていた。

 宇都宮地方気象台によると、同日は放射冷却現象により、県内14観測地点のうち11地点で今季最低気温を記録。県北部は西からの寒気の影響で風が強まり、奥日光では正午に最大瞬間風速17メートルを観測した。

 中禅寺湖や戦場ケ原周辺は紅葉を楽しむ人でにぎわう中、金精道路は横殴りの雪で山肌が白く染まった。標高1843メートルの金精トンネル近くで雪に見入った群馬県みどり市大間々町、会社員瀬谷晴男(せやはるお)さん(60)は「紅葉を見に来たが雪でびっくり」と話した。