餃子祭り 最多30店集結 宇都宮で来月3、4日 香ばしい秋20回目
【宇都宮】ギョーザの街・宇都宮のファン感謝祭「宇都宮餃子(ぎょーざ)祭り2018」(同実行委員会主催)が11月3、4日の両日、本丸町の宇都宮城址(じょうし)公園で開かれる。宇都宮餃子会が組織され25年、イベントの開催20回の節目を迎える今回は、同会から過去最多の30店が出店。同会の鈴木章弘(すずきあきひろ)事務局長(46)は「店主も年に1回の祭りを心待ちに準備しているので、見て、食べておいしい熱々のギョーザを提供したい」と意気込んでいる。
イベントは1999年にスタート。当初はバンバ市民広場やまちかど広場など市中心部各所に店舗が出店していたが、東日本大震災が起きた2011年、「加盟店が結束を強め一体感のあるイベントにしよう」と1カ所に集約。期間中は現場総監督を置き、各店舗の在庫状況や品質チェックなど一括管理を徹底している。
開催は14年に横浜市、16年には東京、大阪と県外にも拡大。店舗間交流も深まり、次世代の育成にもつながっているという。
会場では焼き、水、揚げ、ゆでギョーザを一皿100円で提供。宇都宮餃子PR特命アンバサダーで声優の橘田(きった)いずみさんが考案した「ブルー餃子」は4日のみ限定1230食で販売される。
ステージイベントには本県ゆかりのアーティストが勢ぞろい。3日は市出身のヒップホップバンド「P.O.P」や佐野市出身のシンガー・ソングライター坂入健太(さかいりけんた)さん、4日には市出身のミュージシャン浜崎貴司(はまざきたかし)さんや壬生町出身のシンガー・ソングライターサトウヒロコさんらのライブ、県出身のタレント渡辺亜紗美(わたなべあさみ)さんのトークショーが行われる。
両日とも午前10時~午後4時。雨天決行。(問)同実行委員会(宇都宮観光コンベンション協会)028・632・2445。